FPはどのような提案書を作るのか?
FPがクライアントにアドバイスを行う際に、単に言葉だけではなく様々なツールを使ってアドバイスを行います。
よく勘違いされがちなのですが、FPは保険や証券などのセールスマンではありません。FPの1番重要な仕事はクライアントのライフプランを一緒に作り、プランの実行を援助することです。その為に、今回ご紹介する提案書の役目は重要です。
FPによって使っているツールは様々ですが、提案書はデザインなどは違えどおおよそ同じような形が多いです。
個別の事情によって作成する提案書は増えますが、今回は基本的にどのクライアントにも作成する提案書に絞りました。
多くのFPが一般的に作成している提案書をご紹介したいと思います。
FPは大きく3つの表をクライアントに作成してアドバイスを行います。
①キャッシュフロー表
②資産残高推移グラフ
③バランスシート
キャッシュフロー表について
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キャッシュフロー表はお金の流れを把握する表です。100歳までのお金の流れを可視化します。もちろん作成したとおりになるわけではありませんが、いつどのタイミングでお金が必要になるのか予測するツールとして使用します。キャッシュフロー表を作成する事で将来の資金計画のイメージを掴んでいただきます。
資産残高推移表について
[box02 title=”資金残高推移グラフ”]
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資産残高推移グラフは、キャッシュフローで作った収支をより可視化したものになります。
どのタイミングで資金が増減するかが一目で分かります。
対策すべきポイントが見えてきます。上記のプランの場合このままいくと60歳手前で資金が枯渇します。
そうならない為に早めの対策を取る事により安心した老後を迎えることができるでしょう。
バランスシートについて
[box02 title=”バランスシート”]
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バランスシートは貸借対照表とも呼ばれ、簡単に言うと「資産と借金がわかる表」です。
キャッシュフロー表よりも重要度が高いと言われています。家計の資産状況を把握する事ができるツールで、資産は多いけど負債も多く負債超過となっているケースなどもあります。この場合債務を整理するなどバランスシートの改善を行う事もあります。
まとめ
いかがでしたか?今回は代表的な3つの提案書をご紹介しました。この他にもクライアントに応じて数十種類の提案書を作る事があります。ですがまずは基本的な提案書をしっかり作るところか始めると良いと思います。提案書は様々なライフプランソフトで作成可能です。以前のコラムをご参照ください。「FPの使うソフトウェアシステム参照」自分にあったライフプランソフトを選ぶと良いと思います。